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【曲紹介5】 背中まで45分 / 井上陽水 1982年

どうも。長屋です。



さて、今回は大御所井上陽水の登場です。



井上陽水は母が好きで、子どもの頃から曲は知っていましたが、
子どもにはあの独特の声が禍々しく不気味に感じて強烈すぎて、あまり好きではありませんでした。



やがて時が経ち、大学に入ってから聴きなおしてみると、
正統派からシュールまで名曲の多いこと多いこと。
歌も尋常じゃないくらいうまい。




テレビで喋っているのをみると、ただの頭のおかしい面白いことを言うおじさんですが、
僕が言うまでもないことですが完全に天才です。



そんな数え切れない名曲の中から、今回は1982年発表のアルバム「LION & PELICAN」から、
背中まで45分」を紹介します。(リンクでつべに飛びます)



当時、井上陽水は、ジュリーこと沢田研二のアルバム「MIS CAST」全曲の作詞・作曲を
手がけ、話題となっていました。この曲をいたく気に入ったジュリー本人の強い希望で
シングルカットしたのですが、売り上げのほうは芳しくありませんでした。
ジュリー低迷のきっかけとなったという説もある




そんな同曲を、陽水本人が歌っているのですが
これ、なんでヒットしなかったんだろう?
っていうくらい良い曲なのです。
世間がジュリーに求めていたものとギャップがあったのかもしれません。



非常に80年代を感じるサウンドなのですが、この曲のドリーミーさに非常にマッチしとります。
トロピカルなエレキギターにドリーミーなシンセが創り出す世界は、夢の中の出来事のよう。
マジでちょっと別世界へトリップしそうになります。


サビのコードはⅣ⇒Ⅲmなんだけど、なんであんな素敵なメロディーが浮かぶんでしょう。
「せなかまで♪」の「か」の音がポイントだと思うんだけど、いちいちそんなこと考えて
創ってないでしょう。アジアンな旋律ですねなんとなく。
陽水当時34歳。この時期の声、歌い方も大好きです。


ちなみに、歌詞はホテルのロビーで出逢った男女が45分後に深い仲になってしまうという内容。。

全歌詞はこちら



でも不思議とエロな感じはしなくて、むしろ幻想的な感じなんですよね。
現実感が希薄なんです。ホテルのロビーも、ラウンジバーも、廊下も、女も、ドレスも、
すべて夢の中の出来事に思えるというか。まさに別世界なんですよ。



井上陽水、若い人でも腰をすえて聴いてみるとただの変なおじさんではなく、
こんなカッコよかったんだ、って思うはずです。



ではまた~。


※本文中の調記号等に誤りがありましたらご容赦ください。



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長屋五右衛門

Author:長屋五右衛門
音楽に関してはメロディ原理主義者。音楽以外ではプロレス、B級グルメ、巨大なモノ、仏像等を愛好。1977年生男。

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